桜の撮り方:フォトポイント

 フォトポイント!桜の撮り方

桜が満開になりましたね!
桜の写真がSNSに沢山アップされていて、春が来たな、という感じです。

皆さん必ずや1枚は撮るだろう桜の写真。
でも意外に難しいのですよね、桜を撮るのって。

今日はちょっとしたコツをご紹介しますね!

①主役を決めて撮る
桜って、群れて咲いているので、主役が分かりにくいんです。
沢山ある桜の中でもどの桜を主役にして撮ろうか、是非考えてみてくださいね。
主役が決まるとおのずと構図も決まってきます。
桜を撮る時、全体を撮る人が多いのですが、
思い切って近寄って撮ってみましょう!

②ふんわり撮る。

ぜひ、撮ってみて下さい。
桜やコスモスの様な花びらが薄い花は、
逆光で撮ると光が透けて透き通った透明感がでてふんわりを撮る事が出来ます。
一眼レフの方はオートで撮影したら逆光では暗くなってしまうので要注意。

私のフォトレッスン生はマニュアル撮影が出来るので、マニュアルで明るさ調整してくださいね。
マニュアル撮影ができない方は、AまたはAvモードにして、露出補正を+にしてみてください。

自分好みの明るさを是非調整してみてくださいね。

③背景に気を配る

撮影の際は、是非背景に気を配ってみましょう。


この1枚目の写真は、左に枝の茶色が入っています。
主役は右側の桜なのですが、この枝に目が泳いで行ってしまいますね。


この写真は枝が入り込まないように撮ったものです。
背景のトーンに茶色という強い色が入っていないので全体としてすっきり。
そして主役の桜にちゃんと目が行きます。

枝を入れのであれば、バランスよく、
対角線にいれるとおさまりがいいですね。
枝を入れた写真は、ちょっとダイナミックな感じもでます。

④ホワイトバランスを変えてみる。
上記の写真は、実は河津桜というピンクの桜なんですが
ソメイヨシノは意外に白い花であるため写真に撮ると白くなってしまいます。
そんな時は、ホワイトバランス(WB)のマニュアル設定でM(マゼンタ)を足すと
ピンクに撮れます!

こちらがホワイトバランスの設定画面です。
これは、G(グリーン)をA(アンバー)を3メモリ分足している、という意味です。
桜の時は、M(マゼンタ)に3つから4つくらい足してくださいね(■を移動)

そうしたら、こんな風にソメイヨシノもピンクに撮る事ができます。

マニュアルの設定が難しいよ!という方、
通常はAUTOになっていますが、電球モードに変えて撮ってみて下さい。

電球モードは青みが足されるモードなのですが、ちょっとクールな一味違った桜が撮れます。

ただし注意点が!
WBは設定をしたら、必ずもとにもどしておいてくださいね。
忘れてしまうとその後写真を撮った時に影響してしまいますよ!

⑤青空を入れて撮る。

桜のうすピンクと綺麗な青空のコントラストはすがすがしい1枚になります!
是非晴天の日は下から煽るようなアングルで桜の花びらと青空を一緒に写してみて下さいね。
ちなみに青空を綺麗に撮りたい時は「順光」がお勧めですよ。
こちらは逆光で撮っているので青空の青がちょっと薄いですよね。
順光だと、もっと青がくっきり綺麗にでます。

⑥落ちた桜、桜と他のものとのコラボを意識する。

木に咲いている桜だけではなく、地面に落ちた花びらや水面に浮かぶ花びらを撮影しても面白い写真になります。
こちらは水たまりにうつった桜の木です。雨上がりは絶好の撮影チャンスですね!

⑦あえてモノクロで撮る

桜はピンクが美しいですが、そこをあえてモノクロで撮るのもいいですよね。
カメラの設定でピクチャーコントロール、またはピクチャースタイルからモノクロを選択してくださいね。
(名称はカメラのメーカーによって違います)

その他、ふんわりぼかしてみたり、してもいいですよね。

こんな風に1つだけ浮き立つように撮っても面白いです。

桜のピンクと緑って補色の関係なので、
葉桜もとても絵になりますね。
是非葉桜も、楽しんでもらいたいものです。
わたし個人的には葉桜が1番好きです。

写真は自由な世界なので、自分が気にいれば、それが1番だと思っています。

是非自分の感性を開放させて、素敵なさくらの写真を撮ってくださいね!

 

 

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